THEORY

3歳までの肌のケアが
一生の肌質を決めると言われています。
赤ちゃんの肌を健全に保ち、将来に不安のない強い肌を育てるためには、「清潔に保つ」 「バリア機能を高める」予防スキンケアが必要です。 yokayoでは教育と同様に、お肌を育てる「肌育」が大切であると考えています。
汚れを落として清潔にする
しっかり洗って汚れを落とし、清潔にすることが大切です。
お湯の温度は、37-38度ぐらいのぬるま湯で、2-3分を目安に洗ってあげましょう。
ソープは、肌バリアを傷めず、刺激、摩擦が少ないものを選び、よく泡立てて優しくなでるように洗ってください。
肌を保護し潤いを保つ
乾燥しているのはバリア機能が乱れているサインです。
こまめに保湿する事で、お肌を保護し、潤いを保ちましょう。
本来肌が持っているうるおい成分のセラミドの生成力を高め、バリア機能を整えて、自らうるおいを保てる肌を育てるケアも重要です。
子供の肌環境について

赤ちゃんのお肌環境には以下のような特徴があります。 外部からの刺激に弱い・乾燥しがち・あせも等がおきやすいデリケートな環境です。
赤ちゃんの皮ふは、大人の半分の厚さである約1mmと薄い。
バリア機能が未熟なため、乾燥しやすく、細菌やアレルゲンが侵入しやすいため肌トラブルが起きやすいです。
肌のうるおいを守る皮脂量が大人の約1/3程度と少ない。
生後3 -4ヶ月まではママの黄体ホルモンの働きで多く分泌されていた皮脂が減少します。
汗の量が大人の約2-3倍でお肌pHが中性に近く、あせも等が起きやすい。
体温も高く、新陳代謝が活発なため肌トラブルが起きやすいです。
肌トラブルとアレルギー

赤ちゃんの場合、肌荒れや湿疹で肌のバリア機能が壊れてしまうと、ダニや食べ物などの刺激を受けやすくなり、アレルギー発症につながる可能性があると言われています。 国立成育医療研究センターの臨床研究では、乳児期にアトピー性皮膚炎を発症した子どもは食物アレルギーなどの他のアレルギー疾患を発症するリスクが非常に高いことが示唆されています。
題名:Application of Moisturizer to Neonates Prevents Development of Atopic Dermatitis.
掲載誌:Journal of Allergy & Clinical Immunology (11.248) Vol. 134, Issue 4, October 2014.